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息子が母親の遺品をすべて廃棄依頼

2018.10.04

すぐに依頼人に電話してみましたところ、全て廃棄処分ということで、通知表も5ばっかりで優秀な息子さんだったらしいんですけどねえ。一応ね、言われてもいないけれども、全て廃棄というものの、写真だけでもとっておこうと思ってメールで画像だけでも送ってあげたらどうかなと思って写真を撮るんですけれども。何十年関係が良くなくても、心の溶ける瞬間がきっとあるはずだということでね。ところが「余計なことはしなくていいよって言っただろ。人にはそれぞれ事情って物があるんだ」と言われてしまいます。職場に戻りましたスタッフが帰ってきて作業報告ということなんですけれども、社長は不在です。その時に、スタッフの服から独特の死者の匂いがを感じました。今回は発見が遅くて、床下までご遺体の脂肪が溶け込んでたから、一回で剥がしての作業でね、なんていうことで、非常にショッキングはお話でした。以前自分が見た身内の死後現場を思い出してしまいました。

 

今回の遺体はまだ20代らしくて、たまたま突然死で発見が遅れたけど、多くの友人が駆けつけて くれたとか。彼が見た現場は、すでにクリーニングがされていて、扉を開けるとそこには色とりどりの芳香剤の花畑がありました。素人がやったにしてはよくやった方だよな。死後の日数考えたても上出来。母親が、「息子の友達がみんな言い方でしてね。ここまでして下さったんですが、やはり匂いの方が。。」。そう、いくら綺麗に掃除してあっても、なかなか臭いはなくならないものです。フローリングの隙間にご遺体の脂肪の跡があって、これは床下までいっちゃってるな、、、。多分クッション材にたっぷり染み込んじゃってるな、と思って一人黙々と作業していたら、「中に入ってもよろしいでしょうか?」と若い女性が。見るからに故人の縁の人とわかったけど、作業の邪魔にもなるしショックを受けるのは分かってたから入れたくはなかったんだけど。

投稿者:ハートナイズHEARTNIZE 神奈川

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